スバル　WRX 　エンジンルーム異音修理

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異音修理でご入庫頂いたWRX

スバルWRXにて、異音修理でご入庫頂いた際の作業事例をご紹介させて頂きます。

異音の種類としては、オーナー様より
「ウィーンという大きなモーター音がエンジンルームの方からする」という主旨でご相談頂きました。

異音が出ているエンジンルーム

異音を聞いてすぐにピンとくる音でした。

車にはハンドル操作を軽くする為のパワーステアリング装置がついており、大きく分けると油圧式と電気モーター式があります。
WRXは油圧式になっておりますが、油圧パワーステアリング装置の作動油(パワーステアリングフルード)にエアーが混入したときの音が出ておりました。

不具合箇所

今回の不具合箇所は油圧パワーステアリング装置の高圧パイプより作動油が漏れてしまい、フルード不足も起こしエアーが混入して異音を発生させていました。

わかりにくいですが、写真の指差ししているパイプになります。

下回りの様子

下回りのアンダーカバーからも油がこぼれています。
カバーの下側がこうなっているので、当然エンジンルームはオイルまみれです。

ステアリングギアボックス

パワーステアリングポンプにて圧送された作動油は、こちらのステアリングギアボックスに運ばれます。

今回はパワーステアリングポンプ～ステアリングギアボックス間のパイプに漏れが発生した形になります。

余談ですが、作業としては部品が奥まった所にあり難儀する作業でした。

取り外した高圧パイプ

こちらが取り外したパワーステアリングの高圧パイプ。
油漏れが発生し、非常に油まみれになっております。

取り替えさせて頂く高圧パイプ一式。

こちらが今回交換させて頂く高圧パイプ一式になります。

パワーステアリングフルードのリザーブタンク

パイプを交換したら完了と言いたい所ですが、パイプを交換し新しいフルードを注入したらしっかりとエア抜き作業を行います。
そこで初めて異音が消えます。

作業後エンジンルーム、下回りを念入りに洗浄し、試運転を行い作業完了となります。
無事異音も消え、本来の乗り味を取り戻しました。

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